筆者がボクシングを始めたときパンチ力が上がるにつれて、左の手首が少しずつ痛くなってきました。
同じジムに通う人達の中でも下記のような会話をよく聞きます。
最近左フック打つと手首が痛むんだよな〜
私も。パンチ力が上がってきたと思ったのにしばらく左手でのパンチは控えないと…
ボクシングを始めるとこのような痛みが発生することがあります。
右利きの人は基本的に左手が前で構えることが多いです。(オーソドックススタイルという)
パンチを打っていると左手が痛くなるケースが多いのですが、今回はこの原因と対策を筆者の怪我から復帰した経験をもとにお伝えしていきます!
なぜ痛くなる?
痛くなるには原因がいくつかあります。
その中から筆者も経験した、よくある2つの原因を抜粋していきます。
考えられる原因:①当てるところが悪い
パンチを当てるところ(拳側)が悪い。
ジャブやストレートのような直線系のパンチは基本的に肩や背中などに衝撃が来ます。
左フックは肘を曲げて横から当てるパンチで当てるところが悪いと手首が曲がってしまうため手首に大きい負荷がかかります。
たった一回で痛くなることはあまりありませんが、ボクシングをはじめたばかりの初心者の方などが繰り返しフックを打っているうちに痛くなることが多いです。
考えられる原因:②使い過ぎ
使い過ぎによる炎症。
ボクシングはパンチだけを打つので練習のし過ぎ、オーバーワークによる故障も原因のひとつです。
前述した、オーソドックスの人は相手に近い方の左手でジャブやフックを多様します。
左手が利き手ではない人が多く利き手と比べて筋力がないため左手だけを使い過ぎて疲労によりパンチを当てる場所を上手くコントロール出来なくなってくることも原因のひとつです。
対策をして改善と予防をする
手首が痛くなってしまった人、まだ痛くなってない人も下記対策をしていく事によって怪我の予防以外に技術の向上も期待できる対策もあります。
筆者は下記対策を普段から意識し練習することで手首の痛みが和らぎ、最終的には痛くなくなりました。
対策①:正しい部位でしっかりパンチを当てる
パンチの基本は写真の赤丸部分人差し指と中指の手の甲側の関節の骨が出ている部位で当てます。
拳を握った時、手の甲に1番近い指の関節の場所をナックルと言います。
ストレートやフック、アッパーなど全てのパンチをこのナックルで当てるのがパンチの基本です。
このナックルで当てることで手首が痛くならない角度で打つことができます。
またこれによりパンチが対象物に伝わるパワーも上がるため、ついでにパンチ力も上がります。
対策②:パンチが当たる瞬間にしっかり握り込む
パンチが当たる瞬間にしっかり拳を握り込む事で手首が固定されるため変な方向に曲がりづらくなり、手首に負担がかかりづらくなります!
対策③:左手を右手と同じくらい器用にする
左フックの場合、利き手ではないためパンチを当てる場所を上手くコントロール出来ないのが原因の一つと書きました。
ならば左手も器用にしましょう!
最初は少し難しいかもしれませんが、日常生活で左手を多く使うようにします。
下にいくつかまとめてみます!
右利きの筆者は数ヶ月練習した事により、今では左手でもご飯を食べれます。
麺類を左手で食べれるようになるまでは時間がかかったな…
対策④:アイシングをして手首を冷やす
前述した、使い過ぎによる炎症にはアイシングが効果的です。
下図のような氷嚢(ひょうのう)に氷を入れて水を少しだけ入れます。
練習後に患部に氷嚢を10分程あて冷やしましょう。
まとめ
手首の怪我の対策をまとめると、
ボクシングではオーソドックススタイルで構えた場合、利き手の右手よりも前に出した左手を多く使うことが多いです。
左手を上手く使えるようになると試合の時などに自分に有利な試合運びができるようになります。
上記の原因と対策を理解し実行することで、左手の怪我を防止するとともにパンチの精度を上げてボクシング技術を向上させましょう!
痛くなる前に氷などでアイシングするのも効果的ですよ!